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刑事事件 国選弁護人の問題

前回の記事を読むと、国選弁護をやっている弁護士は能力が高いと勘違いされそうですが、必ずしもそうではありません。

 皆さんそれなりのことはできるでしょうが、やはり能力には個人差があります。

 (前回の記事は、優秀な刑事弁護人は、私選も国選もやっている場合が多いということを書いたにすぎません。)

 中には、本当にダメな弁護士もいることは間違いありません。

 本当に何もやらない、接見にもほとんど行かない、なんていう弁護士もいたりします。

 この点、国選弁護人が選任できる場合であれば、国選弁護人の選任を求めれば、誰かしらの弁護士が選任されることになりますが、あくまで「誰かしら」の弁護士が選任されるにすぎず、特定の弁護士を選任することは原則的に出来ません。

 (ここで「原則的にできない」と書いたのは、裏技で特定の弁護士を選任できる場合もあるからなのですが、そのことはここでは割愛します。)

 したがって、能力の高い弁護士が選任されるのかそうでない弁護士が選任されるのかは、運によるというのが現状です。

 国選弁護人として、頼りなさそうな弁護士が選任されてしまった場合にも、余裕があるならば私選弁護人選任のため、ほかの弁護士に相談してみることをお勧めします。

お問い合わせは、

プロスペクト法律事務所

弁護士 坂口 靖  まで

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