外国人の刑事事件には、多くの問題があります。
一番大きいものは、やはり「言葉」の問題です。
外国人の事件に関しては、「通訳」を交えて接見等を行うことが通常です。
もっとも、「通訳」を介するというのがかなり微妙であったりするのです。
残念ながら「通訳さん」の能力は、なんの担保もなく、
正直言ってピンキリなのです。
弁護士の話している内容が、正確に伝わっているかどうか、かなり微妙な通訳さんもいるというのが実情なのです。
また、刑事弁護活動の中では、微妙なニュアンスが重要であったりすることも多いのですが
その微妙なニュアンスが本当に正確に伝わっているのか、不安に思うことも多かったりします。
このような事情もあり、
私個人の意見としては、
外国人の刑事弁護に関しては、
外国語が話せ、直接のコミュニケーションを図れる弁護士に依頼するのが良いと思っています。
しかし、残念ながら外国語が話せる弁護士で刑事事件に精通している弁護士というのは、
極少数しか存在していないというのが現状なのです。
そのような事情から、
日本語しか話せない私でもこれまでに外国人の刑事事件を受任せざるを得ない場合も多々あり、
なんやかんやでこれまでに少なくとも20件以上は外国人の刑事事件の弁護を受任してきました。
ぶっちゃけて言うと、
私としては、他に弁護士がおらず、どうせ日本語しか話せない他の弁護士が付くくらいなら、
私が弁護した方がまだマシだろうとの考えから事件を受任してきたのです。
というのも、そもそも刑事事件の経験の少ない弁護士に頼むよりは、それなりに経験のある私の方が良いと思いますし、
外国人事件をほとんど経験したことがない弁護士であると、「能力の高い優秀な通訳さん」を知らず、
それこそ能力の極めて低い通訳さんしか頼めないなどということも考えられるからです。
以上のような事情から
外国語が話せる弁護士がどうしても近くに見つからないという場合には、
私も弁護依頼をお受けしていますので、ご連絡をいただければと思います。
また、場合によっては優秀な外国語を話せる弁護士を紹介することもできますので、お困りの際にはご連絡ください。
お問い合わせは、
プロスペクト法律事務所
弁護士 坂口 靖 まで
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