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刑事事件 自白事件における弁護人の仕事

「示談」の重要性

実際のところ、9割の事件は、罪を認めている「自白事件」

です。

このような事件において、弁護人に求められている仕事とは一体何なのでしょうか?

被害者が存在するような事件においては、

やはり、「示談」をすることが一番大きな仕事であるように思います。

被害者がいるような事件っていうのは、

被害者個人の自由や財産などの個人的な利益を、

 

刑法という法律によって守ろうと考えられてるものが多いのです。

したがって、被害者の方が、犯人を許している、犯人に刑事処罰を求めていない

などの事情が存在すると、

犯人に対して、刑事処罰までを加える必要はないという方向に話が進みやすいのです。

このようなことから、被害者が存在するような事件では「示談」が弁護人の大きな仕事であると言えるのです。

示談に求められる弁護人のスキル

では、示談のために弁護人に求められるスキルとは何なんでしょうか?

まず第1に必要なことは「行動力」であることは間違いないでしょう。

被害者の方は、犯罪の被害にあっている方なので、

当然のごとく、激怒しているのがほとんどです。

このような被害者の方と接触をとり、許していただくための交渉をするというのは、

弁護士であっても、「とても嫌で憂鬱なこと」であるのです。

したがって、弁護士によっては、どうしても腰が重くなってしまう傾向があるようです。

これは、それぞれの弁護士の個性によるものと考えられますが、

示談交渉への着手が遅く、しかも粘りも全くなく、大変行動力のない弁護士

がかなりの割合で存在しています。

前述のように、自白事件では、示談が弁護人の大きな仕事になります。

この示談に全精力を傾けないで、弁護人は一体何をやるのでしょうか?

まさに報酬泥棒のような弁護士が大勢いることが残念でたまりませんが、実際にそのような弁護士が存在してい

るので、注意していただきたいと思います。

「行動力があり、示談が得意な弁護士か否かを判断するには?」

では、行動力があり示談が得意な弁護士をどのように探せば良いのでしょうか?

これは、なかなか難しい問題です。

もしかしたら、裁判官や検察官が、どの弁護士が示談が得意であるかは一番把握しているかもしれませんが

それを知る術もありません。

行動力に関しては、弁護士の話し方等から判断するほかないものと思われます。

簡単に言うと、自信なさげで頼りない感じがするならば、依頼するのはやめた方が良いかもしれません。

というのも、「絶対に許さない」と言っている被害者を、

「犯人のことを許します」というように180度異なる態度をとっていただくまで説得し納得してもらわなければなら

ないのですから、

それ相応の「押し」の強さは必要であるものと考えられるからです。

また、示談には経験が重要であることは間違いありません。

示談経験が多ければ多いほど、様々な被害者対応を経験しているものと考えられ、

その事件の被害者に対し、臨機応変に対処できるからです。

そこで、弁護士に相談する際には、

端的に、「今年に入ってから刑事事件を何件受任しているのですか?示談は得意ですか?」

と直接聞いてしまいましょう。

そこで、躊躇したり、あいまいな返事しか戻ってこないようなら、他の弁護士に依頼することにしたらよいのでは

ないでしょうか。

その他、わいせつ系事件を多く経験している弁護士も示談は得意である可能性は高いかもしれません。

わいせつ事件被害者への対応は、事件自体の内容や被害者親族などの意見も厳しいことが多いことなどから、

もっとも難しいもののひとつであると考えられるからです。

そこで、わいせつ事件における示談の経験などを聞いてみるのも良いかもしれません。

私の経験

私は、自己紹介欄にも記載してあるように、かなりの件数の刑事事件を毎年受任しています。

もちろん、示談をすることなどは日常茶飯事です。

これまでも、非常に厳しいわいせつ事件においても示談経験を多く有しています。

千葉県内には、多くの優秀な刑事弁護人が存在しています。

もちろん私よりも否認事件に関しては、優秀な弁護士は大勢いるものと思われます。

しかし、自白事件における弁護活動、示談交渉に関しては、

小職においても、それなりに実績もあり、自信があります。

お問い合わせは、

プロスペクト法律事務所

弁護士 坂口 靖  まで

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