このページで知ってほしいこと
死亡事故・重大事故では、保険会社の説明だけで判断せず、損害全体を整理することが大切です
死亡事故や重大事故では、治療費や慰謝料だけでなく、死亡逸失利益、葬儀費用、後遺障害、将来の介護、休業損害、相続関係、保険会社との示談交渉など、多くの問題を慎重に確認する必要があります。事故後は精神的にも大きな負担があり、保険会社からの説明を十分に検討できないまま示談を進めてしまうこともあります。このページでは、千葉で死亡事故・重大事故について弁護士相談を検討している方に向けて、確認すべきポイントを分かりやすく説明します。
死亡事故・重大事故に遭われたご家族・被害者の方へ
ご家族を交通事故で亡くされた場合や、重大な後遺障害が残る可能性のある事故に遭われた場合、すぐに損害賠償のことを考える余裕がないのは自然なことです。葬儀、治療、生活の立て直し、仕事や家族の今後など、対応しなければならないことが一度に押し寄せます。
その一方で、交通事故では、保険会社とのやり取り、損害額の算定、過失割合、後遺障害等級認定、示談の時期など、早めに確認した方がよい事項があります。死亡事故・重大事故では損害額が大きくなりやすく、最初の説明や提示額だけで判断してよいか慎重に検討する必要があります。
交通事故の損害賠償は、事故状況、被害者の年齢・収入・家族構成、治療経過、後遺障害の有無、過失割合などによって異なります。一律に判断することはできないため、まずは資料を整理し、見通しを確認することが大切です。
死亡事故で問題になりやすい損害項目
死亡事故では、亡くなられた方ご本人に関する損害、ご遺族に関する損害、葬儀や事故後の対応に関する費用など、複数の項目を整理する必要があります。
死亡慰謝料
亡くなられた方やご遺族の精神的苦痛に関する慰謝料が問題になります。金額は事案ごとの事情によって異なります。
死亡逸失利益
事故がなければ将来得られた可能性のある収入について、年齢、収入、就労可能期間、生活費控除などを踏まえて検討します。
葬儀費用
葬儀関係費用について、どの範囲が損害として認められるかを確認します。領収書などの資料も重要になります。
治療費・入院費
事故後に治療を受けた場合には、治療費、入院費、通院交通費、付添費などが問題になる場合があります。
休業損害
事故から亡くなるまでの期間に仕事を休んだ場合や、ご家族の対応が必要になった場合など、事案に応じて確認します。
相続関係・請求できる人
誰が損害賠償請求を行うのか、相続人の範囲、ご遺族固有の請求が問題になる場合があります。
死亡事故の損害額は、被害者の方の年齢、収入、家族構成、事故前の生活状況などによって大きく変わることがあります。保険会社から提示された金額だけで判断せず、損害項目ごとに確認することが大切です。
重大事故・重度後遺障害で確認すべきこと
交通事故によって重い後遺障害が残る可能性がある場合、治療費や慰謝料だけでなく、将来の介護費、後遺障害逸失利益、住宅改修費、装具・介護用品、近親者の付添い、将来の生活設計などが問題になることがあります。
重度後遺障害のある事故では、後遺障害等級認定の結果によって、損害賠償額が大きく変わる場合があります。症状固定の時期、診断書、後遺障害診断書、検査結果、日常生活への影響、介護の必要性などを丁寧に整理することが重要です。
後遺障害の可能性がある場合は、症状固定後に初めて考えるのではなく、治療中から資料や症状の経過を確認しておくことが大切です。詳しくは、後遺障害等級認定サポートのページもご覧ください。
保険会社から示談案が届いたときの注意点
死亡事故・重大事故では、保険会社から示談案が提示されることがあります。示談案には、慰謝料、逸失利益、葬儀費用、治療費、休業損害、過失割合などが反映されている場合があります。
もっとも、保険会社の提示額が、被害者側から見て十分な内容かどうかは、個別に確認する必要があります。特に死亡逸失利益や後遺障害逸失利益、慰謝料、過失割合については、計算の前提が異なると金額に大きな差が出ることがあります。
一度示談を成立させると、原則として後からやり直すことは簡単ではありません。示談書に署名押印する前に、内容を確認することが大切です。保険会社の提示額に疑問がある場合は、保険会社の提示額に納得できない方へのページも参考にしてください。
死亡事故・重大事故では、示談前の確認が特に重要です
死亡事故や重度後遺障害の事案では、損害額が大きく、計算の前提が少し違うだけで賠償額に大きな違いが出る場合があります。保険会社の説明だけで判断せず、資料を確認しながら慎重に検討することが大切です。
過失割合に納得できない場合
死亡事故・重大事故では、過失割合が損害賠償額に大きく影響することがあります。たとえば、保険会社から「被害者側にも過失がある」と説明された場合、その割合が妥当かどうかを確認する必要があります。
過失割合を検討する際には、事故状況、道路状況、信号、速度、ドライブレコーダー、実況見分調書、車両の損傷状況、目撃者の有無などを確認することがあります。保険会社の説明だけで納得できない場合は、資料をもとに反論できるかを検討します。
過失割合で揉めている方は、過失割合で揉めている方へのページもご覧ください。
弁護士費用特約を確認してください
死亡事故・重大事故でも、ご自身やご家族の自動車保険などに弁護士費用特約が付いている場合があります。弁護士費用特約を利用できる場合、法律相談料や弁護士費用について、保険でまかなえる可能性があります。
ただし、利用できる範囲、上限額、対象となるご家族の範囲は、保険会社や契約内容によって異なります。ご遺族や同居・別居の家族が加入している保険で利用できる場合もあるため、保険証券や契約内容を確認することが大切です。
詳しくは、弁護士費用特約とは?のページをご覧ください。プロスペクト法律事務所の費用全体については、弁護士費用のページもあわせてご確認ください。
死亡事故・重大事故で整理しておくとよい資料
すべての資料が揃っていなくても相談は可能です。ただ、次のような資料があると、事故状況や損害項目を確認しやすくなります。
- 交通事故証明書
- 事故現場や車両の写真
- ドライブレコーダーの映像
- 診断書、死亡診断書、診療明細書、入退院記録
- 後遺障害診断書、検査結果、画像資料
- 保険会社から届いた書類、示談案、計算書
- 収入資料、源泉徴収票、確定申告書、給与明細
- 葬儀費用の領収書、葬儀関係資料
- 相続関係が分かる戸籍資料
- 介護や付添いに関する資料、日常生活への影響を記録したメモ
相談の流れを事前に確認したい方は、ご相談から解決までの流れをご覧ください。
死亡事故・重大事故の一般的な流れ
事故後の流れは、死亡事故か重傷事故か、治療が続いているか、後遺障害が問題になるか、刑事手続が関係するかなどによって異なります。一般的には、次のような流れで進むことがあります。
事故発生・警察対応
事故状況、実況見分、交通事故証明書、刑事手続の進行などを確認します。
治療・葬儀・生活の整理
治療、入院、葬儀、仕事や家族の生活への影響など、事故後に必要な対応を整理します。
資料の収集
医療記録、収入資料、葬儀費用、事故状況に関する資料、保険会社の書類などを確認します。
後遺障害等級認定の検討
重傷事故で症状が残る場合には、症状固定や後遺障害等級認定の申請を検討します。
損害額・過失割合の確認
慰謝料、逸失利益、葬儀費用、介護費、休業損害、過失割合などを確認します。
示談交渉・解決方法の検討
保険会社との交渉、ADR、調停、訴訟など、事案に応じた解決方法を検討します。
プロスペクト法律事務所で対応できること
プロスペクト法律事務所では、千葉県弁護士会所属の弁護士坂口靖が、死亡事故・重大事故に関するご相談に対応しています。保険会社との示談交渉、慰謝料、逸失利益、葬儀費用、後遺障害等級認定、過失割合、将来介護費などについて、事案に応じて対応方針を検討します。
弁護士坂口靖は、以前、保険会社側の交通事故事件にも関わった経験があります。その経験を踏まえ、保険会社がどのような観点で損害額や過失割合を見ているのかも意識しながら、被害者側・ご遺族側の立場で必要な主張や資料整理を検討します。
交通事故全体の入口ページは、千葉で交通事故に遭われた方へをご覧ください。弁護士坂口靖の経歴や対応方針については、弁護士紹介をご確認ください。
ご家族だけで抱え込まず、損害全体を確認しましょう
死亡事故・重大事故では、精神的な負担が大きい中で、保険会社とのやり取りや示談の判断を迫られることがあります。焦って判断する必要はありません。まずは、どのような損害項目があり、どの資料を確認すべきかを整理することが大切です。
千葉で死亡事故・重大事故の弁護士相談を検討している方は、プロスペクト法律事務所までご相談ください。弁護士坂口靖が、ご相談内容を伺い、事案に応じた見通しや対応方針を分かりやすくご説明します。
具体的に相談したい方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。プロスペクト法律事務所の全体案内は、トップページからもご確認いただけます。
死亡事故・重大事故に関するよくある質問
死亡事故の場合、遺族だけで弁護士に相談できますか。
ご遺族だけで相談できる場合があります。事故状況、保険会社からの連絡内容、葬儀費用、収入資料、相続関係など、分かる範囲で整理してご相談ください。
保険会社から示談金の提示を受けました。すぐに応じるべきですか。
一律には判断できません。死亡事故・重大事故では、慰謝料、逸失利益、葬儀費用、後遺障害、過失割合などを慎重に確認する必要があります。示談書に署名押印する前に内容を確認することが大切です。
死亡逸失利益とは何ですか。
事故がなければ将来得られた可能性のある収入に関する損害です。年齢、収入、就労可能期間、生活費控除などを踏まえて検討します。具体的な金額は事案によって異なります。
葬儀費用も請求できますか。
葬儀関係費用が損害として問題になる場合があります。ただし、どの範囲が認められるかは事案によって異なります。領収書や葬儀関係資料を保管しておくことが大切です。
重大事故で重い後遺障害が残りそうです。相談できますか。
相談できます。後遺障害等級認定、将来介護費、後遺障害逸失利益、住宅改修費、付添費などが問題になる場合があります。治療中から資料や症状の経過を整理しておくことが重要です。
過失割合に納得できない場合も相談できますか。
相談できます。事故状況、ドライブレコーダー、実況見分調書、車両の損傷状況、写真などを踏まえて、過失割合に反論できるかを検討します。
弁護士費用特約は死亡事故でも使えますか。
契約内容によっては利用できる場合があります。ご本人やご家族の自動車保険などに弁護士費用特約が付いていないか確認してください。利用できる範囲や上限額は契約内容によって異なります。
相談したら必ず依頼しなければいけませんか。
相談しただけで必ず依頼しなければならないわけではありません。まずは見通し、対応方針、費用、弁護士費用特約の有無などを確認したうえで、依頼するかどうかを検討してください。


