損害賠償請求は、証拠と金額の根拠から確認します
相手に責任があると感じても、それだけで賠償が認められるわけではありません。相手の行為、発生した損害、両者の関係、請求額を裏付ける資料を整理します。
損害賠償請求とは
契約違反や不法行為によって損害を受けた場合に、その回復を求める手続です。請求できるかは、法的責任、損害の内容、因果関係、証拠によって決まります。
民事事件全体は千葉で民事事件・損害賠償を弁護士に相談したい方へ、事務所全体はトップページをご覧ください。
請求前に確認すること
相手に責任を問えるか
契約違反、故意や過失など、請求の法律上の根拠を確認します。
損害が発生しているか
修理費、治療費、休業損害、慰謝料など、何を請求するかを分けます。
因果関係があるか
その損害が相手の行為によって生じたと説明できるかを見ます。
金額を証明できるか
領収書、見積書、診断書、契約書、売上資料などで根拠を示します。
問題になる主な損害
修理費・原状回復費用
修理前後の写真、見積書、請求書から、必要な修理と金額を確認します。
治療費・休業損害
診断書、通院記録、領収書、給与資料を確認します。交通事故では別の論点もあるため、交通事故の相談ページもご覧ください。
慰謝料
精神的苦痛があったというだけで金額は決まりません。行為の内容、期間、影響、証拠を確認します。詳しくは慰謝料請求をしたい方へをご覧ください。
契約違反による損害
契約書、発注書、見積書、メールなどから合意内容と不履行を確認します。契約トラブルも参考にしてください。
事業上の損害
売上減少や営業上の損害は、金額と因果関係の立証が難しくなることがあります。企業法務・顧問弁護士もご確認ください。
相談前に準備する資料
- 契約書、合意書、見積書、発注書
- 請求書、領収書、振込記録
- LINE、メール、SMS、SNSのやり取り
- 写真、動画、録音
- 診断書、通院記録、修理資料
- 売上資料、給与資料、休業資料
- 相手から届いた通知書や内容証明
- 出来事を時系列で整理したメモ
証拠の準備は証拠をどう集めればよいか不安な方へ、請求側の考え方は相手に請求したい方へをご覧ください。
請求の大まかな流れ
事情と証拠を整理する
出来事、損害、資料を時系列で対応させます。
請求内容と金額を決める
資料で説明できる範囲から請求額を組み立てます。
交渉する
必要に応じて内容証明で請求内容と期限を伝えます。
合意を書面にする
支払額、期限、方法を示談書・合意書に残します。
法的手続を検討する
交渉で解決しない場合は、調停や民事訴訟を起こしたい方への手続を比較します。
請求前に考えるべき限界
請求できることと、実際に回収できることは別です。相手の反論、支払能力、裁判に必要な時間と費用も検討します。
感情的な連絡を重ねると、そのやり取りが後の証拠になることがあります。先に請求内容と資料を整理してください。
プロスペクト法律事務所の対応
千葉県弁護士会所属の弁護士坂口靖が、請求根拠、証拠、金額、相手の反論、回収可能性を確認します。裁判だけを前提にせず、交渉や合意も含めて整理します。
相手へ請求する前に、証拠と金額を確認してください
資料がそろっていなくても、現在の記録から見通しを確認できます。
損害賠償請求に関するよくある質問
どのような場合に請求できますか。
契約違反や不法行為によって損害を受け、責任、損害、因果関係を説明できる場合に検討します。
証拠が少なくても相談できますか。
相談できます。手元の資料を確認し、追加で確保できる証拠を検討します。
慰謝料も損害賠償に含まれますか。
精神的損害への賠償として問題になりますが、認められるかと金額は事案によって変わります。
内容証明を送れば支払われますか。
必ずではありません。請求の意思と期限を伝える手段であり、その後の交渉や訴訟が必要になることがあります。
相手が支払わない場合はすぐ裁判ですか。
交渉、調停、支払督促、訴訟などから、証拠、金額、相手の対応に合う方法を選びます。


